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歯は歴史を語る

語り部屋

先日、歯科の初診を受けてきました。
近所にあることを優先してレトロな歯科医院を選んだあたし。
初診にもかかわらず、レントゲン無し&触診のみで先生が歯の状態をチェックしてくれました。

★その時の様子を漫画にしました↓
「歯科選びで難民になっている話」

漫画には書ききれなかったエピソードなのですが、その触診で先生にこう質問されたんです。
「この前歯だけ変色してるけど、何かぶつけたの?」と。

そのとき、あたしの記憶の扉がブワァー!!と開き、
「椅子をぶん投げられて顔にぶつかったんです」と正直に答えてしまいました。
「ええ〜〜〜〜〜〜っ!?」と驚く先生。(当たり前だ)

当時の母に想いを馳せる

とはいえ椅子をぶん投げられたのは、あたしが中学生の時。
ぶん投げたのは母親です。
当時反抗期まっさかりだったあたしの態度に、母が腹を立てたのでした(笑)

最初はお鍋のフタを投げつけてきましたが、サラリと避けたことに怒り心頭で、ダイニングテーブルの椅子をぶん投げてきまして。
あまり運動神経の良くないあたしは、顔面で椅子を受けてしまい、痛くて号泣したのでした。

・・・そんな思い出が、歯科でフラッシュバック。
とても懐かしく、切ない気持ちになりました。
当時のあたしといえば、そりゃあ悲しくて絶望していたもんです。
こんな暴力で抑え付けられるような状況が、毎日頻発していたので。

でも、母親と同じ年齢になり、子どもを育てている今は、昔とは少し違う気持ちになっています。
「お母さん、あのとき余裕がなかったんだな・・・」と、しみじみ思うんですよ。
時はバブル崩壊のさなかで、夫は酒に溺れていき、仕事と家事と育児をひとりで背負っていた母。

そんな中、反抗的な娘の態度に怒りを爆発させても、仕方なかったのかもなぁ・・・と。

歯科のおじいちゃん先生に、しきりに
「椅子を顔に受けて、歯が折れたり、ヒビが入ったり、唇を切ったりしなかったのは、奇跡的なことだよ!!」と言われつつ、いろんな思いが駆け巡った診察時間でした。

理解して納得して、反面教師に

母を半面教師にするなら、余裕のない状況に自分をなるべく追い込まないように努力をしていこうと思います。
あたしは子どもに椅子をぶん投げるような母親には、なりたくはないので。(当たり前だ)

みなさんの母親は、どんな母親でしたか?体罰あり?暴力あり?暴言あり?
当時は辛い記憶も、大人になって母の気持ちで考えると、少し記憶がマイルドになかもしれません。

私の場合は、”許す”ではなくて”納得”という感情が増しました。
今回のコラムで、過去のブラックボックスが開いた方がいらっしゃったら、状況を俯瞰して、その時代のプレッシャーを加味して、親の視点で考えば、また違った感情になるかもしれません。

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